●1999(平成11)年
不敬文学論序説(4)戦後天皇小説の群れ 『批評空間』2.−20(1月1日)(『不敬文学論序説』収録)
*[ダイエースパイ疑惑灰色決着 球団社長6カ月定職選手関与確定できず]に関するコメント『朝日新聞』1月19日
*[アンケート]私のベスト3 『新潮』2月号
黙読法の政治学−天皇・差別・小説 『現代思想』2月号(『不敬文学論序説』収録)
*夏目漱石の恩恵 『漱石全集第28巻』岩波書店月報29(3月25日刊)
不敬文学論序説(5)大江健三郎から中上健次へ 『批評空間』2.−21(4月1日)([現代文学のなかの天皇]と改題して『不敬文学論序説』収録)
*[アンケート]あなたが「歴史」を考える上で、拠り所となる一冊を教えて下さい 『一冊の本』4月号
*ベースボールの天敵/野村阪神徹底レポート 第1回 嫉妬と怨念は「タイガース」の敵である 『HOTWIRED JAPAN Mothlyコラム』4月7日
*ベースボールの天敵/野村阪神徹底レポート 第2回 好調阪神は「長引く不況」の贈物である 『HOTWIRED JAPAN Mothlyコラム』5月23日
*ベースボールの天敵/野村阪神徹底レポート 第3回 「七日天下」のあとさき 『HOTWIRED JAPAN Mothlyコラム』6月20日
*ベースボールの天敵/野村阪神徹底レポート 第4回 野球は個人競技である 『HOTWIRED JAPAN Mothlyコラム』7月22日
*不敬小説家・島田雅彦の世紀末 『国文学−解釈と教材の研究』7月臨時増刊号
*ベースボールの天敵/野村阪神徹底レポート 第5回 ブロワーズ・メイ事件にみる野村「マスコミ」野球の真骨頂 『HOTWIRED JAPAN Mothlyコラム』9月2日
*[対談]天皇と不敬小説 柄谷行人 『週刊読書人』9月10日号
*ベースボールの天敵/野村阪神徹底レポート 最終回 全国のタイガーズに告ぐ−これ以上野村克也に踊らされてはならない 『HOTWIRED JAPAN Mothlyコラム』
*なぜ日本の近代小説は「天皇」を主人公にできないのか 『SAPIO』11月24日号
*[鼎談]1999年の文学回顧−江藤淳の死と日本文学の死 スガ秀実 大杉重男 『週 刊 読書人』12月24日号
●2000(平成12)年
*[共同討議]天皇と文学 スガ秀実 丹生谷貴志 浅田彰 柄谷行人
*[インタビュー]大西巨人 小説と『この人を見よ』 スガ秀実 『批評空間』2−24 (1月1日)
*文芸(時)評2000ストレッチ(1)遅ればせながら、大杉重男の小著批判に応答し、井上ひさし『東京セブンローズ』弾劾、付けて一言、二言 『早稲田文学』3月号
*審美的な誤審を恐れず競技と観客を挑発せよ 『朝日新聞』3月8日(夕)
*[書評]装われた地震ノイローゼへの箱庭治療 村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』 『週刊読書人』3月31日号
*[対談]「植民地」体験としての天皇制−日本近代小説「敗北」の歴史 小森陽一 『世界』4月号
*[書評]終わりえぬものの機微を探る 古井由吉『忿翁』 『日本経済新聞』5月5日
*文芸(時)評2000ストレッチ(2)古井由吉の現在について 『早稲田文学』5月号
*「必読書150」を読んで、真の゛教養゛とは何かを考えようぜ!(談) 『週刊プレ イボーイ』6月4日号
*文芸(時)評2000ストレッチ(3)村上春樹の最新作に「感動」する丹生谷貴志の時評文を略式[S△T△D]のもとに検討する 改題・加筆・修正して『メルトダウンする文学への九通の手紙』収録 『早稲田文学』7月号
一流を育てる 吉田義男氏の視点と手法1−「星野・阪神」 『朝日新聞』7月13日(朝日新聞be編集部編『一流を育てる』晶文社(03年9月5日刊)収録)
一流を育てる 吉田義男氏の視点と手法2−「原・巨人」 『朝日新聞』7月20日(朝日新聞be編集部編『一流を育てる』晶文社(03年9月5日刊)収録)
*愛しいほどに引き裂かれ−「遺存ノート」にみる中上健次 『朝日新聞』7月21日(夕)
一流を育てる 吉田義男氏の視点と手法3−「85年・阪神優勝」 『朝日新聞』7月22日(朝日新聞be編集部編『一流を育てる』晶文社(03年9月5日刊)収録)
一流を育てる 吉田義男氏の視点と手法4−「85年・阪神優勝」 『朝日新聞』8月3日(朝日新聞be編集部編『一流を育てる』晶文社(03年9月5日刊)収録)
*[アンケート]批評家・文芸評論家20人が選ぶ「芥川賞・この3作」 『週刊読書人』9月1日号
*文芸(時)評2000ストレッチ(4)福田和也の謎本『作家の値うち』が「世界文学の水準」と認定した小説家・石原慎太郎の諸作読む 改題・加筆・修正して『メルトダウンする文学への九通の手紙』収録 『早稲田文学』9月号
●2001(平成13)年
日本「68年代」小説論1 古井由吉の一撃、そして/しかし 『群像』1月号(改題して『かくも繊細なる横暴』収録)
*[対談]文芸(時)評2001番外編 セメント・マッチー「呪文」の効用 福田和也 『早稲田文学』1月号
*文芸(時)評2001ストレッチ(5)ノーベル賞作家の「アレ」が二重橋作家の「何か」を下回るとき−大江健三郎『取り替え子』を読む 『早稲田文学』3月号
*[書評]小説の域に達する欲望の軌跡 『谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡』 『日本経済新聞』3月18日
*後藤明生への序走 『文学・芸術・文化』12号(3月25日号)
*ドーム球場は野球の墓場(談) 『朝日新聞』3月31日(夕)
*[書評]特異な文体 張りとと弾み 佐川光晴『生活の設計』 『北海道新聞』4月1日
日本「68年代」小説論2 後藤明生による「健康」の企て 『群像』6月号(『かくも繊細なる横暴』収録)
*[書評]「砂漠」の蜃気楼 奥泉光『鳥類学者のファンタジア』 『新潮』6月号
*文芸(時)評2001ストレッチ(6)フランボワイヤン様式の小火−中原昌也『あらゆる場所に花束を・・・』をめぐる覚え書き 改題・加筆・修正して『メルトダウンする文学へ の九通の手紙』収録 『早稲田文学』7月号
*首相・小泉純一郎の「感動」癖を警戒せよ 『批評空間Web』7月6日
*14回三島賞をきっかけに 『批評空間Web』7月24日
*イチローは大リーグのMVPに値するか? 『批評空間Web』10月28日
*[対談]中原昌也の小説は本当に面白いか!? 中原昌也 『文藝』冬号(11月1日)
*[シンポジウム]『千年の愉楽』から『奇蹟』へ いとうせいこう ジャック・レヴィ 高澤秀次 野村文昭 四方田犬彦 『早稲田文学』11月号
*[インタビュー]大西巨人 『神聖喜劇』再読 『週刊読書人』11月8日号
日本「68年代」小説論3 大江健三郎の(無)頓着をよぎるもの 『群像』12月号(『かくも繊細なる横暴』収録)
*[鼎談]2001年の日本文学回顧 スガ秀実 中島一夫 『週刊読書人』12月28日号
●2002(平成14)年
*[座談会]ぬるい賞では意味がない いとうせいこう スガ秀実 松浦理恵子 山城 む つみ
*[対談]言語としてのベースボール 吉田義男
*文芸(時)評ストレッチ(番外篇)「天下の朝日」にこう書くと読者はこう怒る−98年スポーツ時評への反論投書コレクション(抄) 『早稲田文学』1月号
*大杉重男と浅田彰の「呼びかけ」に接して 『批評空間Web』3月28日
[インタビュー]蓮實重彦 第二部「映画・文学・批評」 スガ秀実 蓮實重彦『「知 」的放蕩 論序説』河出書房新社(02年10月30日刊) 『週刊読書人』1月25日号〜3月 1日号、3月15日号〜3月29日号、4月12 日号〜5月10日号
*文芸(時)評ストレッチ(7)辻仁成の「こそ泥」小説を称賛する高橋源一郎の頽廃を嘆じ、三浦俊彦・阿部和重の意欲作を論ず 改題・加筆・修正して『メルトダウンする文学への九通の手紙』収録 『早稲田文学』3月号
*[座談会]言葉の現在−誤作動立て直し 大塚英志 富岡幸一郎 『群像』3月号
[インタビュー]蓮實重彦 第三部「歴史・終焉・思想」スガ秀実 守中高明 菅谷 憲興 蓮實重彦『「知」的放蕩論序説』河出書房新社(02年10月30日刊) 『週刊読書人』5月17日号、5月31日号〜7月19日号、8月9日号、8月23日号、9月6日号〜9月20日号、10月4日号〜10月18日号
*[対談]サッカー・プロレタリアート宣言! 蓮實重彦 『ユリイカ』6月号
日本「68年代」小説論4 中上健次の過激な「交錯線」 『群像』7月号(『かくも繊細なる横暴』収録)
*文芸(時)評ストレッチ(8)『「帝国」の文学』およびスガ秀実の現在について 改 題・加筆・修正して『 メルトダウンする文学への九通の手紙』収録 『早稲田文学』7 月号
*[対談]中上健次の一九六八年問題 丹生谷貴志 『文藝別冊中上健次』(8月30日)
*文芸(時)評ストレッチ(番外編)[対談]「たかがサッカーごとき」にこれほど熱量を給備させるものはなにか 蓮實重彦 『早稲田文学』9月号
*[シンポジウム]没後十年の中上健次 浅田彰 柄谷行人 高澤秀次 山本ひろ子 『早稲田文学』11月号 日本「68年代」小説論5 金井美恵子の境界線 『群像』12月号(『かくも繊細なる横暴』収録)
*[対談]2002年日本文学回顧 スガ秀実 『週刊読書人』12月27日号